オプティムは、カメラが撮影している画像を解析して、撮影場所での雨具の必要や気候に適した情報を提供するAIの特許を取得したと発表しました。本特許の活用例としては、旅行業界や自治体などが旅行者に対して観光地の情報を発信するといったプロモーションに活用したり、電車や飛行機、船舶、バスなど運輸業界において、乗客向けに目的地の情報を発信するといったサービスを提供したりすることが可能となります。
人間が出かける時に窓の外を見て「今日は雨かな」「コートは要るかな」と判断するように、外を見て気候を判断するAIです。旅行先とまでいわなくても、自宅から会社の近くを見たり、商業施設で勤務してる人が中から外の様子を知るのにも使えそうですよね。よく、百貨店で雨が降ると紙袋にビニールをかけてくれるサービスがありますが、ああいうのも的確に提供できそうです。
また、最近は気温の変動が激しくて、年平均気温とかあまりあてにもならないので、出張当日の朝に現地の天気と気温が分かると便利な人もいそうです。
ちなみに特許の名称は「傘情報提供システム」と「服装情報提供システム」です。画像を解析して必要性を判断するところまで、つまり画像解析技術と傘や輻輳を判断する技術が特許の対象となっているようです。特許の範囲が面白いです。